DIYでコーナーラックを作製【作り方を初心者にわかりやすく解説】

DIY
コーナーラック

今回のDIYでコーナーラックを作りましたので、作り方をご紹介します。無垢材を使用したオシャレなコーナーラックに仕上がりました。DIY初心者の方にもわかるように、優しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。今回のコーナーラックの作製は、簡単です。

はかせ
はかせ

今回の記事はこのような人におすすめ

●DIY初心者で木製のコーナーラックの作製にチャレンジしたい人

●コーナーラックの詳しい作り方が知りたい人

コーナーラックというのは部屋の角に、キレイにはまる三角の形をした棚のことです。三角ラック、三角コーナーとも呼ばれます。なぜ作ることにしたかと言いますと、コンセントだったり、インターネットケーブルだったりがごちゃごちゃしていたのでスッキリさせたいと思い、これらのごちゃごちゃしたケーブルがスッキリ収まり、さらにコーナーラックに写真なんか飾るとオシャレだなと思い、作ることにしました。

コーナーラック作製前の状況(ごちゃごちゃした配線)

ちなみに私のDIYのポリシーについて若干、語りますと、DIYは材料費だけで安くつくので、材料は手に入る範囲でなるべく良い材料を使うことにしています。例えば、ホームセンターに売っているグレードの高いものしたり、合板ではなく無垢材にしたり。あとは、なるべく端材が出ないように無駄なく材料を使うことを意識しています。さらに、DIYの良いところと言ったらなんといっても、設計が自由にできることなので、使い勝手を考えて、機能性のなるべく高いものを作るように心がけています。

前置きが長くなりましたが、作り方をご紹介していきたいと思います。最初に完成したコーナーラックを見ておくと解説のイメージがしやすいと思うので、載せておきます。

完成したコーナーラック。配線もラックの中に全て収納しました。

コーナーラック作製の材料の準備など

まずは設計図です。毎回設計図は超テキトーですが、今回もかなりテキトーな設計図を書きました。所要時間は5分くらいです。今回作製しようとしているものはそんなに難しいものではないので、そこまでミリミリとした設計はしませんでした。寸法もざっくり。あとはホームセンターに行ってみて、売られている木材の大きさと相談してサイズを決めます。

買った材料です。

近所のホームセンターで購入した木材
  • 杉の板 60cm×21cmを1枚 800円位
  • ヒノキの棒 長さ90cmで8mm角を3本(結局2本しか使いませんでした)1本あたり100円位
  • シナのベニアを1枚 500円

合計金額は税込1800円位でした。杉は木目が好きなのと、ヒノキなどに比べると安いので使うことが多いです。それでも合板よりは高く、今回は1枚800円で最高額の材料でした。この杉は完成品の表面に現れる部分に使うので、贅沢しました。

買った材料の他にも次のようなものを使用しました。これらは家にあったものを使いました。買っても、とても安く買えるようなものです。

  • 木ねじ 4本
  • 木工ボンド
  • 隠し釘 18本(隠し釘は打ち終わった後に釘の頭(金槌で叩く部分)をポキッと折ることができるので、釘を打った部分が見えなくなり、仕上がりが綺麗になります。今回は釘は内部にしか打たないので、普通の釘でも全く問題ないです。)

工具は次のようなものを使いました。

  • まるのこ(木材のカットで使いました。ノコギリでも代用可能ですが、まるのこは電動ですので楽ちんです。)
  • 金槌(釘を打つに使いました。)
  • 電動ドライバー(木ねじを打つ穴を開けるのと、木ねじを打ち込むのに使いました。なければドライバーを使って人力でも可能です。ただし結構疲れます。)
  • ノミ(配線が通る隙間を開けました。)
  • メジャー
  • 差し金
  • 紙やすり(240番)

話が少し脱線しますが、最近は100均でもDIY工具が販売されていて、意外と充実しているんです。メジャー、差し金、金槌あたりは100均のものでも十分使えます。私も結構、100均工具多いです。ただ、紙やすりはホームセンターで買った方がいいと思います。100均の紙やすりは、紙やすりの研磨する粒の密度が小さいのか、使っていると木材に傷がつくことがありました。木工で紙やすりは案外、大事で、全然安いので、数十円ケチらずにホームセンターで買った方が無難です。

コーナーラックに使う材料の加工と塗装

早速、買ってきた木材をカットします。杉の板は、両端を45度にカットします。45度のカットは、まるのこの歯を45度に傾けてセットして切ります。ノコギリで切る場合は、なかなかテクニックが必要なので、ソーガイドのような補助具を使うとうまくカットすることができます。

ヒノキの棒は、コーナーラックの上と下の板を支えるために使います。30cm長のものを6本、まるのこでカットして作ります。

シナのベニアは直角二等辺三角形(45度と90度)になるように、まるのこでカットします。まるのこガイドを使って、まるのこでカットしていきます。

カットした部分は、紙やすりでざっとで良いので面取りしてくださいね。(角をやすりで擦って丸くすること。)

まるのこガイド。愛用しているものは角度調節できるタイプです。

次は、カットした木材を塗装していきます。塗料は有名なワトコオイルを使います。色はダークウォルナットです。杉の木目をしっかり残したまま塗装したかったので、ワトコオイルのようなオイル仕上げにしました。ペンキのような塗膜を作るような塗料ですと、木目が消えてしまいますから、気をつけてください。

ワコトオイルと塗装で使ったティッシュペーパー

塗装の際に、コーナーラックの内側の部分は塗装しませんでした。理由は塗料が勿体無いからです。。

オイルで塗装するときのコツは、完全に我流なのですが、写真のようにどっぷり使うです。youtubeなどでは、薄塗りを数回繰り返す方法が紹介されていますが、個人的には薄く塗ろうとすると逆にムラができやすい気がしますし、数回に分けて塗ることで無駄にロスしてしまう気がします。また、筆で塗るよりも布で塗った方が個人的にはおすすめですが、私は布だと無駄にオイルを吸収して勿体無いので、硬めのティッシュを使っています。塗料は案外高いので、なるべく無駄にしないように工夫して使うことをおすすめします。

たっぷりオイルを使って塗っています。オイルだまりを作って延ばしていくイメージ

話を戻します。材料にワコトオイルをしっかり塗布して5分くらい放置してから、布などで余分な塗料を拭き取ります。オイルは完全に乾くまでに結構時間がかかります。ワコトオイルの説明書きでは24時間と書いてありますが、そこまで待たなくても手に付かないくらいに乾燥します。私は、次の作業に進みたかったので、1時間位乾燥させて、しっかり拭き取ってから、次の作業に取り掛かりました。

コーナーラックの組み立て

今回のコーナーラックは床から浮かせて、壁に固定する形で作りますので、設置する場所を決めます。設置する場所は鉛筆で壁に薄く書きます。

次に、底板と上板を支える棒(ヒノキの細い棒です)を壁に設置していきます。床からの高さを測って、同じ高さかつ水平になるように設置していきます。釘を数カ所打って固定します。棒は細いので太い釘を使うと、棒が割れてしまう可能性があります。細い釘を使いましょう。私の場合、コーナーラックにあまり重いものを置く予定はないので、そこまでがっちり固定していません。コーナーラックに重いものを置く予定の方は、支える棒も太いものを使用して、ボンドと釘もしくは木ねじを使用してしっかり固定しましょう。

底板と上板を支える棒。高さが合うようにしっかり測ってから固定しよう。

コーナーラックの側面に使う杉の無垢材にも、同様にヒノキの棒をボンドと釘で固定してください。

次に、コーナーラックの側面に来る杉の無垢材を設置していきます。固定は左右に木ねじを2箇所ずつ打ち込みました。壁には斜めから木ねじが刺さり込む感じになります。

木ねじで固定。今回は両側に2箇所ずつネジを打ち込みました。

話が脱線しますが、木ねじを壁に打ち込むときに、壁の材質が石膏ボードの場合は、木ねじがうまく固定されないことがよくあります。木ねじを埋め込んでもぼろぼろと崩れて、ネジが固定されずにゆるゆるになるんです。こんな場合は、石膏ボード用のアンカーというものがありますので、アンカーを先に壁に打ち込んで、アンカーの穴に木ねじを打ち込むとしっかり固定できます。重い家具を石膏ボードの壁に固定する場合はよく使うテクニックになります。石膏ボードのアンカーについて詳しく知りたい方はアンカーを説明したサイトをご覧ください。

杉の無垢材を固定したら、最後にベニアの底板と上板を設置します。ボンドなどは使わずに置くだけで大丈夫です。

最後の配線やケーブルを通すための穴を上板に空けます。穴をあけるときはノミを使いました。

配線類を全てラックの中に収納
上板にあけたケーブルを通すための穴

コーナーラックの完成レビュー

ごちゃごちゃだった配線もスッキリ収納でき、杉の美しい木目をしっかり残ったオシャレなコーナーラックが完成しました。コーナーラック作製にかかった時間(木材のカットから完成まで)は、塗装の乾燥時間も含めて4時間くらいです。今回はかなりのんびり作製したので、作業時間の短縮も可能だと思います。

コーナーラックの上に、写真やフォトパネル、花なんか飾るとオシャレですね。

DIYでコーナーラックを作製した感想

コーナーラックの作製は、初心者でも簡単にできるDIYです。今回は配線を隠せるようなコーナーラックを作りましたが、DIYでは自分の好みの設計で、自宅の部屋にぴったりのサイズと色のものを作ることができます。作業時間もそんなにかからないので、ぜひトライしてみることをおすすめします。

本サイトでは家に関わるDIYの記事を多く投稿しています。興味のある方はご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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